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【審査員】 節約アドバイザー
矢野きくのさんからのアドバイス

矢野きくさん

 

東日本大地震のあと、今までエネルギーというものに、あまり関心がなかった方も含め、多くの方が省エネの必要性を実感していると思います。
とくにこの夏は電力の供給不足が懸念され、日本中の多くの地域で節電が求められています。私の今までの暮らしの中で便利に使っていて、多くの方にお薦めしたいのが、発泡スチロールの箱です。発泡スチロールは温度を保つ力に優れているため、温かいモノも冷たいモノも電力などのエネルギーを使うことなく長時間保つことが可能です。

■省エネ調理に

キッチンでの調理は、火力を使うといっきに室温があがりエアコンの電力を必要としてしまいます。
長時間煮込むようなものや茹でるような料理のときは、最初の数分だけ火力を使い、あとは、鍋を新聞紙などで包み、発泡スチロールの箱に入れておくだけで野菜などに火が通り、省エネ調理が可能となります。

■冷蔵庫の代わりに

家庭の冷蔵庫では、飲み物や、調理の食材、調味料の出し入れで開閉回数が増え、多くの電力を消費しがちです。そこで飲み物は、発泡スチロールの箱に保冷剤と一緒に入れておくことで、冷蔵庫を開けることなく冷たい飲み物が飲め、すぐ手元にも置いておくことも可能となります。また、急な停電の時も 温度変化に弱いものだけ冷蔵室や冷凍室から抜き出し、保冷剤とともに発泡スチロールの箱にいれておけば、安心です。

これらはほんの一例ですが、発泡スチロールの保温・保冷性をはじめとする様々な特性は、アイデア次第で電力などのエネルギー消費を抑えることが出来、私たちの生活の多くのシーンで活躍してくれるものです。

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