環境
環境への影響
省資源な素材
発泡スチロールの原料は、中に発泡剤が入った直径1mm程度のポリスチレンの粒(ビーズ)です。この原料ビーズを蒸気(スチーム)で加熱し、約50倍に膨らませて作ります。約50倍の発泡体のため製品全体(体積)の98%が空気でできており、石油製品の原料ビーズは、わずか2%しか使われていません。省資源性に大変優れた製品と言えます。
発泡スチロールの燃焼について
発泡スチロールの主成分は、炭素と水素です。完全燃焼すれば『炭酸ガス(CO2)』と『水(H2O)』になり、ダイオキシンなどの有害ガスは発しいたしません。ただし、他の素材と同様に酸素不足により不完全燃焼となった場合には黒煙(スス)や一酸化炭素が発生いたします。廃棄する際は市区町村の分別基準に従ってください。
完全燃焼の場合
不完全燃焼の場合
発泡剤にフロンは使用していません
発泡スチロールの原料ビーズには、ふくらませるための発泡剤(ガス)が含まれています。その発泡剤は、ブタンやペンタンなどの炭化水素製品で、オゾン層に影響を与えるフロンは、EPS(ビーズ法発泡スチロール)の生産では過去に一度も使われたことはありません。