用途
その他
発泡スチロールの2大特性である『断熱性』『緩衝性』に加えて、『水に浮く(強い)』『成形が容易』『軽い』など様々な特性により、農水産分野、工業分野、生活用品など極めて広範囲にわたり使われています。このように日本の産業を支える一方で、エコキュートの断熱材のように省エネルギー効果を高めることで地球環境の保全にも一役買っています。
このように、他素材にはない独自の特性を併せ持つことから今後もその活躍の場を広げていくことでしょう。
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断熱性
断熱性が求められる機器などの部材や外気から内部を守る部材として用いられています。
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緩衝性
98%が空気の発泡体が適度なクッション性を生み、外部からの衝撃を和らげる役割を果たします。
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水に浮く(強い)
98%の空気が浮力を生み、発泡した粒同士が密着(融着)して水を通さないため水耕栽培やフロートに用いられます。
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軽くて丈夫
圧縮強度、緩衝性能を持ちながら軽量化が図れるため自動車部品として各所に用いられています。
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成形性
金型の形状により、さまざまな形に成形ができるので、用途に適した製品ができます。
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加工性
切削加工が容易で軽量なため、舞台美術などの凝った意匠の造形物を容易に作ることができます。