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アイデア大賞2012〜ひらめき新アイデア
医療の現場では、使用済みの注射針に再びキャップをつけるリキャップ時に多く発生する「針刺し事故」が医療の安全や感染症防止の観点より問題になっています。
このリキャップを防ぐために使用済みの注射針を3cm角のキューブ状にした発泡スチロールにすぐ刺すことで「針刺し事故」を防ぎます。
- ●発泡スチロールは、ホームセンターで入手でき、安価で加工が容易
- ●発泡スチロールは、針が刺さりやすく、抜けにくいため安全
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【大賞作品への講評】
特別審査員:発泡スチロール芸人
ハッポゥくん -
そのままの「形」として使うのではなく、「刺し込む」と言う「形を壊す」ことで新たな利用方法を提案したアイデアです。ハッポゥくんも塗装した材料を乾かすのに、発泡スチロールに串を刺して使うことがあります。発泡スチロールは弾力性がありしっかり固定できますし、抜き取るのも容易で便利です。発泡スチロールの弾力性、崩し易さ、低コストの利点を生かした先駆けのアイデアだと思います。ハッポゥくん気に入ってます!
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【大賞作品への講評】
審査員:消費生活アドバイザー
青柳 恵美子さん -
この作品の素晴らしい点は、似たような素材の中で、発泡スチロールだけが「針を刺しやすく、抜けにくい」特性を持つことを見抜き、ご自身で材料を購入して使いやすいように加工し、実際に医療現場で使われていることです。
針刺し事故は、医療現場だけではないと聞きます。製品化されて、注射針を扱う現場に広くゆきわたれば、事故の未然防止に大きく寄与するのではないでしょうか。