EPSを使用する場合や使用後に発生する廃棄物は回収してマテリアルリサイクルをすることが理想ですが、他の材料の付着や汚染によりマテリアルリサイクルが適当でない場合も有るのが実態となっております。その様な場合、当委員会では固形燃料化や燃焼による廃熱回収(サーマルリサイクル)をおすすめしております。
しかしながら、産業廃棄物として埋め立て処理される可能性もあることから、より安全にEPS建材をご使用頂くため土壌汚染に対する検討を続けて参りました。その結果、2003年に施行された土壌汚染対策法に定められた「有害土壌汚染物質 環境省基準」(別表)を満たすことが確認されました。EPS断熱材をご使用の際は検証済み原料を使用いただきますようお願い申し上げます。
対象物質 試験方法 |
土壌汚染対策法に定める27物質 有害土壌汚染物質 環境省基準における溶出試験 |
検証により以下の原料を使用した建築用EPS断熱材は判断基準を満たすことが判明しました。