EPS断熱建材 総合サイト

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防耐火特性

燃焼生成物

魚箱や緩衝材として利用されている発泡スチロールの主成分は炭素と水素ですので、完全燃焼すれば炭酸ガス(CO2)と水(H2O)になり、ダイオキシン等の有毒ガスは発生しません。但し、他素材と同様に酸素不足により不完全燃焼となった場合には黒煙(スス)や一酸化炭素が発生します。廃棄する際には市町村の分別基準に従ってください。

燃焼生成物

燃焼生成物

燃焼性状

燃焼性状

完全燃焼の場合

完全燃焼の場合

不完全燃焼の場合

不完全燃焼の場合

ガス有毒性試験

(財)建材試験センターに依頼して行った、建設省告示第1231号第41に規定するガス有毒性試験に合格した試験結果を右表に示します。
この試験は、試料(JIS3号品)を電気加熱炉内で燃焼させ、その材料から発生するガスをマウス室に導き、マウスが行動できなくなるまでの時間(平均行動停止時間)で、その材料から発生するガスの有毒性を判断するものです。
標準材料としてラワン材(約490cm3)が用いられており、発泡ポリスチレンの試料(約740cm3)はJIS3号品、標準材料によるマウスの平均行動停止時間は7分台ですが、発泡ポリスチレンは15分以上となっています。また、標準材料の場合はマウスが全て死亡しましたが、発泡ポリスチレンの場合は死亡しませんでした。また、同表下欄には、各試料が発生する炭酸ガス、一酸化炭素の最高濃度と酸素の最低濃度が参考値として示されていますが、標準材料のラワン材と比較すると発泡ポリスチレンの方が炭酸ガス、一酸化炭素の発生量は少ない結果となっています。

ガス有毒性試験結果