EPSの吸水や透湿は、製品の密度によって大きく変わります。
EPSは、製品の密度が大きい(発泡倍率が小さい)ほど吸水量や透湿係数(透湿度)は小さく、耐水性は優れます。
このような、密度と吸水・透湿の関係(傾向)は、XPS(押出法ポリスチレンフォーム)やPUF(ポリウレタンフォーム)、
PEF(ポリエチレンフォーム)においても同様ですから、発泡プラスチック断熱材共通の特性です。
下図は、JIS A 9511-1995(発泡プラスチック保温材、解説)から、EPSについて、密度と吸水・透湿の関係データを示します。
ビーズ法ポリスチレンフォーム断熱材は、独立気泡で構成されており、吸水量は極めてわずかな値です。
ビーズ法ポリスチレンフォーム断熱材は、湿気の透過に対して極めて優れた遮蔽性を有しています。