EPS断熱建材 総合サイト

用語集

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ナイトパージ

外気温度の低い夜間(空調時間外)に、コンクリート躯体や居室に蓄熱された熱を夜間の冷気で冷却することで冷房立ち上がり時の冷房負荷を低減し、省エネルギーを図る手法。

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難燃剤

燃えにくい性能を付与するために添加される薬剤。様々な種類がある。EPS建材には難燃剤が添加されており、火元を取り除くと単独では燃焼が続けられない性能(自己消火性)が付与されている。

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二次エネルギー

電気、ガソリン、都市ガス等 一次エネルギーを変換や加工して得られるエネルギー。省エネ性能を比較するためには一次エネルギー(原油換算したトン数等)やエネルギー(kJ)に変換して比較する必要がある。電力の例 本来1kWh=3600kJであるが発電する際には発電機の効率や排熱あるいは送電時の発熱としてエネルギーをロスしてしまい一次エネルギーを全て二次エネルギーに変換利用することが出来ない。現在の技術では1kWhの電力を得るのに昼間9970kJ、夜間9280kJが必要となる。3600kJをこの値で割った値が受電端効率で電力の平均値は36.9%となる。家庭で消費される電力の一次エネルギー換算値は消費した電力を0.369で割ることにより得られる。
→ 一次エネルギー

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22条地域

防火・準防火地域とは別に、特定行政庁より指定された特定地域。この地域に建てる建物にはもらい火等に強い構造(防火構造)が必要。

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24時間換気システム

機械換気装置を用いた計画換気システム。 第一種換気(機械給気・機械排気)、 第二種換気(機械給気・自然排気)、第三種換気(自然給気・機械排気)がある。

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日影図

建築物がつくる影を、時刻ごとに平面図に書き込み図化したもの。建物の高さ、形状と日影が最大となる冬至日の太陽の方位角と影の倍率を要素に求められる。

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日射遮蔽係数

窓などが直射日光を遮断する割合。遮光フィルムの場合60%程度。

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日射取得率    (η値)。 日射侵入率

建物構造が日射の侵入をどの程度許すかを、ある期間における積算水平日射量に対する侵入熱量の割合で示した指標。日射取得率の大きいものほど暖房を重視する地域・部屋に適し、小さいものほど冷房を重視する地域・部屋に適している。 日射侵入率は改正前の省エネ基準での用語

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日射侵入角度

床面に対する日射の侵入角度。太陽高に連動するため季節では冬に小さく、夏に大きくなる。また、1日の内でも昼は大きく、朝や夕方は小さい。日射熱取得や日射遮蔽に関係する。

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日射取得

窓ガラスを透過して、日射が室内に入り込んでくること。室内へ侵入した日射によって室内の壁や床の表面温度は上昇し、室内温度も上昇する。日射取得をコントロールすると、快適性のみならず省エネルギーにもなる。

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日照率

実際に日照があった時間(日照時間)×100/昼間の時間(可照時間)により求める。太陽熱利用や太陽光利用の目安となる。

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日本建築学会

会員数3万5千名余、1886年(明治19年)に創立された建築専門の学会
→ リンク集

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日本建築学会建築工事標準仕様書

JASS(Japanese Architectural Standard Specification)。
日本建築学会が定めた各種建築材料および施工基準に関する仕様。

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日本工業規格

JIS(Japanese Industrial Standard)。
1949年に制定・施行の工業標準化法に基づく国家規格。各種工業材料の規格や試験方法、用語などが定められている。規格の目的は①経済・社会活動の利便性の確保(互換性の確保等)、②生産の効率化(品種削減を通じての量産化等)、③公正性を確保(消費者の利益の確保、取引の単純化等)、④技術進歩の促進(新しい知識の創造や新技術の開発・普及の支援等)、⑤安全や健康の保持、環境の保全等。平成16年6月9日に工業標準化法が改正されISOに基づく運用に変わった。

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日本農林規格

JAS(Japanese Agricultural Standard)。
農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律に基づく農林物資(木材など)の標準的統一規格。農林物資をもとに製造・加工した物資も含まれる。農林水産省の管轄。

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ニュートン(N)

国際単位系の基本単位の1つで力の単位。記号は(N)。1kgf=9.8N(kgf=質量(kg)×重力加速度g(m/s2)

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布基礎(工法)

最も一般的な住宅基礎(工法)。水平、長形、連続などを表す「布」が語源。建物の土台に沿って配置され、基礎の壁部の下に住宅加重を支え接地面積を増やすためのフーチング(基礎底盤)と呼ばれる水平部材を一体化してあることが特徴。

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根太

木造住宅の床を取付けるための下地。通常、大引きの上に垂直に張られる。

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根太間断熱

床の断熱方法の1つ。床組に根太(ネダ)を用いる場合に根太間に断熱材を挟み込んで充填断熱とする。

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根太レス工法

床組工法の1つ。床組に根太を用いず、十分に厚い(一般的には24mm厚以上)合板を大引に直接固定して床下地とする。根太を用いないため室内の天井高が大きく取れたり、床の水平面強度が大きくなることから「火打ち」等の土台補強が簡略化できる等のメリットがある一方、和室と洋間のバリアフリー施工が難しくなるなどのデメリットもある。近年採用する現場が増えている。

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熱移動

熱エネルギーが高温側から低温側へ伝導、輻射、対流により移動すること。

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熱拡散率

温度の伝わり易さを示す熱容量当たりの熱伝導率で、次式から得られる。
 熱拡散率: a=λ/(c・ρ)  ただし、 c:比熱、ρ:密度 
 c・ρ=熱容量
一般的なコンクリート:0.003~0.004㎡/h、EPS :0.0031㎡/h
測定方法としては、レーザーフラッシュ法、ホットディスク法がある。

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熱貫流

overall heat transmission 固体壁の両側の温度が異なるときの高温側から低温側への熱通過現象。その熱移動過程は、固体表面での熱伝達→個体内の熱伝導→固体表面での熱伝達の3過程を経て行われ、この全過程による伝熱をいう。

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熱貫流抵抗(R値)

thermal resistance 熱貫流率の逆数
単位は((㎡・K)/W)   1(㎡・K)/W=1.162792(㎡・h・℃)/kcal

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熱貫流率(U値)

thermal transmittance 壁などの部位や部材の熱の伝わり易さを示す数値。単位は、W/(㎡・K)。値が小さいほど断熱性能が高い。 算出方法については、住宅金融公庫の各共通仕様書(付録)や「住宅の次世代エネルギー基準と指針 (建築環境・省エネルギー機構)」に詳しい。

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熱橋(ヒートブリッジ)

Heat Bridge,thermal bridge,cold bridge
建築躯体を構成する部材のなかで、断熱材を他の材料が貫通している等の理由で生じる熱を伝えやすい部分。冬はその部分から熱が逃げ、内表面はその他の部分に比べて温度が低くなり、結露することがある。狭義には冷橋と同義につかわれる。夏は外の熱が侵入し、室内環境を悪化させる。鉄筋コンクリート造で、断熱層を貫通する間仕切り壁やスラブ(ベランダ)部分などは熱橋になるため、断熱補強をする必要がある。

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熱コンダクタンス

thermal conductance 貫流熱量の係数で、単位面積を単位時間に固体壁の両側流体が単位温度差のあるとき一方の流体から他方の流体に伝わる熱量。厚さdの伝熱平面層の熱伝導率をλとすれば、熱コンダクタンスはλ/dであらわされる。単層平面壁の両面の温度をθ1、θ2とすれば定常状態における一次の伝導熱量Qは、Q=(λ/d)(θ1-θ2)。また、熱コンダクタンスは熱伝導係数ともいう。単位は、W/(㎡・K)

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熱収支

熱エネルギーの出入り。物体や場(例えば建物)が外部から受け取る熱やその内部で発生する熱と、外部へ放出する熱や内部に蓄積される熱のバランス。

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熱損失

heat loss 住宅の屋根、天井、外壁、床、窓などを通して逃げる熱や、換気やすき間風によって持ち去られる熱のこと。

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熱損失係数(Q値)

Over Coefficient of Heat Loss,areal coefficient of heat loss
住宅の総合的な断熱性能を示す指標のひとつで、室内温度が外気より1℃高いときに、 建物の天井、外壁などの構造部分からの熱損失、及び窓などの開口部からの熱損失、換気による熱損失を合算した単位時間当たりの熱損失を実質の延べ床面積で割った値。数値が小さいほど省エネ性能が高い。単位は、W/(㎡・K) 省エネ法では全国を6地区に分けて基準となる熱損失係数が決められている。

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熱抵抗

熱抵抗値=R値。
thermal resistance
熱の伝わりにくさの指標。熱コンダクタンスの逆数。単位時間に単位面積を通過する単位熱流量によって生じる両面の温度差。㎡・K/W

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熱的境界

屋外と室内を区分する境界線。断熱層がある部位を熱的境界と考える。外皮平均熱貫流率(UA)値などを計算する場合、熱的境界より外側部位は計算上は存在しないものとして扱う。

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熱的宣言値 (熱性能宣言 値 (declared thermal value))

(declared value) または、熱性能宣言値 (declared thermal value) といい、工場生産された断熱材の熱的な性能を表示する際に、ランダムサンプリングされた複数サンプルのデータを元に一定の統計処理し、製造バラツキを考慮して製造者が提示する性能値。熱伝導率、熱抵抗値、厚さなどがある。製造バラツキを考慮するため同一材料でも製造者によって値が変わる。JIS A 1480

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熱伝達係数

→ 熱伝導率(表面熱伝達)熱コンダクタンス

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熱伝達抵抗

thermal resistance of surface heat transfer
熱伝達率の逆数㎡・K/ W

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熱伝達率(表面熱伝達)

surface coefficient of heat transfer
総合熱伝達率。物質表面の熱流量密度を表面温度と周囲温度との差で除した値。氷の入ったグラスの表面が結露するのは表面熱伝達率によりグラス表面温度が低下していることによる。W/ (㎡・K)

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熱伝導率(λ)

thermal conductivity 主に断熱材や建築材料の熱性の伝わり易さを表す数値。板状材料の厚さが1m、内外温度差が1℃あるときに、どれくらい熱を伝えるかを表す数値。値が小さいほど断熱性能が高い。通常、λで示され、単位はW/(m・K)。
水分含量や温度によって変化するので注意が必要(技術資料E-2,3参照)。
新旧単位系の換算式は次の通り。
1kcal/(m・h・℃)=1.16W/(m・K)
1W/(m・K)=0.86kcal/(m・h・℃)

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熱容量(C)

heat capacity,thermal capcity
物体の温度を単位温度だけ上昇させるのに必要な熱量。略号はC。比熱×比重×容積[J/K]

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熱量

国際単位系の基本単位の1つで熱量(仕事)の単位。記号は(J)。1kcal=4.186kJ

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NETIS

New Technology Information System
国土交通省が運営している新技術情報提供システム。

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野地板

屋根瓦などを固定する屋根面の下地合板。垂木の上に合板を張り、その上に防水シートを施工する。

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ノナナール

nonanal 【示性式CH3(CH2)7CHO 分子量142 CAS番号124-19-6】
無色でフォローラル様の強い香気のある液体。調合香料などに使用される。室内測定では検出されているが毒性情報が少ないため指針値ではなく暫定値として設定されている。厚生労働省の室内濃度指針値は41μg/m3(暫定値)。
EPS建材には使用していない。

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ノンフロン建材

CFC、HCFC、HFC等のフロン類を含まない建材。発泡プラスチックではJIS A 9511が2006年に改訂され、ノンフロン建材はA種、フロン類を含む物はB種と区別されるようになった。グリーン調達法断熱材判断基準や公共建築に関する仕様書ではノンフロン建材を断熱材の標準としている。EPSは昔からフロンを使用しないので制限無く使用できる。

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