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住宅の断熱施工を屋根面で断熱する事。木造建築の場合、垂木間に断熱材を充填する方法と野地板上部に断熱材を施工する外張工法がある。
Young's Modulus 縦弾性係数
弾性範囲で応力を歪み量で割った値。単位はPa。大きくなるほど堅く変形しにくい性質となる。
外皮平均熱貫流率。UA値((W/㎡・K)=建物の外皮から逃げる熱量/
外皮面積
Uuderwriters Laboratories 米国保険会社のために電気・火災安全性に関して試験する事を目的に1894年に設立された組織及び試験規格。
住宅の居室には換気に有効な開口部を設ける必要がある。これを自然排給気
口の有効開口面積と呼ぶ。居室床面積の1/20以上と定められている。
熱貫流率の値で、壁などの部位や部材の熱の伝わりやすさを示す数値。2009年以前はK値と表記していたが、現在はU値と表現し、単位はW/(㎡・K)。単位面積あたり内外温度差1K(℃)のときに、1時間に通過する熱量を表した数値。数値が小さいほど断熱性能が高い。
EPSの成型時に予備発泡粒子同士が加熱溶融して溶着した状態。成型品を割った時に、その破断面で予備発泡粒子が破壊される割合を目視で観察して数値化したのが融着率。強度や水蒸気バリアー性が必要な場合は高融着率が必要とされるが(融着率50%以上)、高強度を要求せず水蒸気透過性を付与したい場合は低融着(融着率25%程度)で製造される。このような性能を変化させて成型できることもEPSの特徴である。
地盤から床下へ水蒸気が上がってこないようにする措置。厚み60mm以上のコンクリートを打つか、あるいは防湿シートなどを敷く。
→ 防湿フィルム(シート)
床を介して上下階で伝わる衝撃音を遮断する性能。上階で子供がはねた時などに発生する重量床衝撃音とスプーンを落とした時などに発生する軽量床衝撃音がある。測定法はJIS A 1418に規定されている。EPSを床下地パネルとして使用することで重量床衝撃音が改善される。
住宅の断熱施工を床面で断熱する事。木造住宅の場合、根太間に断熱材を充填する方法と大引間に断熱材を充填する方法がある。
床面に熱源を入れて暖房する方式。輻射熱で暖房するため室内の温度差が小さいことが特徴。温水式と電気式がある。床下への放熱を防止するため床断熱が重要となる。
一般的には外壁又は柱の中心線で囲まれた面積。吹き抜け、テラス、ポーチなどは含まない。しかし、出窓、物置、階段下の収納など場合によって参入する事が有るので確認が必要。建築確認上の床面積と登記上の床面積は定義が違うため異なった数値になる事がある。各階の床面積の合計を延べ床面積と言う。
建物を部屋毎などの中規模のユニットに分割し、有る程度まで工場で生産し、現場ではそれぞれのユニットを接合することで中間段階までの建築物を簡便に作るプレハブ工法の一種。中間段階まで工場で生産されることから精度が高く、工期が短いというメリットがある。一方で、間取り変更がしにくい、狭い土地には向かないというデメリットもある。
浴槽や浴室の床・壁・天井等を工場で生産し現場で組み立てる浴室システム。1964年開業のホテルニューオータニの建設を東京オリンピック開催に間に合わせるために開発された工法と言われている。 それまで複雑だった浴室の施工が組み立てだけで終わる、もし漏水を起こしても修繕が簡単である等メリットが大きいことから戸建て住宅の多くが採用している。最近では浴室乾燥システムやミストサウナなど浴室を別用途で利用したり、省エネのために浴槽の温度低下を防ぐため浴槽断熱や浴室の床壁天井に断熱材を施工することが多いことから、複雑形状が作れ耐水性の高いEPS建材の使用が増えている。
→ 浴槽の保温
全ての人が使いやすい製品などをデザインすること。バリアフリー(Barrier free)が社会生活弱者を対象としているのに対し、ユニバーサルデザインでは言語・利き腕・障害の有無・年齢・性別にかかわらず使いやすいことを目指す。ノースカロライナ州立大学ロナルド・メイスらが7つの原則を示している。
①誰にでも使える。
②柔軟に利用できる。
③シンプルである。
④分かりやすい情報
⑤安全性
⑥負担軽減
⑦使う時に適切なスペースがある。
→ サイディング
敷地面積に対する建築延べ床面積の割合。
入浴時や沸かし直しに関わる給湯エネルギーを削減する手法。浴槽裏側全体に断熱材を施工する。東陶機器(株)がEPS建材を40~50mm使用し「魔法びん浴槽」を開発、6時間後の湯温低下が約2度と高い省エネ性能を発揮した事から平成16年省エネ大賞経済産業大臣賞を受賞した。
nominal thickness
製品に凸凹が有る等の理由で厚さの表示が困難な場合に、慣例的に表示する製品厚さ。当事者間で十分に了解が得られていることが重要。
EPSの成型工程において、原料を金型に充填する前に用途に応じた発泡倍率にするため、原料ビーズをあらかじめ蒸気処理し目標の発泡倍率にする工程。この工程により最終成型品の内部の密度分布を小さくすることができる。予備発泡直後は気泡内部が減圧状態となることから、通気性の良い場所で半日程度の養生期間を設け予備発泡粒子を落ち着かせることが一般的である。